北九州・平尾台
平尾台カルストロード(県道28号) 白い岩の丘で、袖を直して深呼吸
有明から船で渡った秋の九州の旅、新門司で降りたその足で、小倉南ICから県道28号のカーブを上って、白い岩が草原から顔を出す平尾台へ。羊の群れみたいな岩を眺めて、すすき野を歩いて、自然観察センターで地下の鍾乳洞と化石の話を知ったあとは、高原のカフェで甘いひと休み。秋の平尾台を歩いた1日の話だよ。
秋の平尾台カルストロード(県道28号)で、私が出会った景色と旅の話を読んでみて。
秋秋
白い岩の丘で、袖を直して深呼吸
秋の九州の旅は、有明の東京港フェリーターミナルで、私の赤いオープンカーと走り友達の黄色い車を、同じ船に乗せて始まったの。新門司に着いたのは、乗った日の翌々日の朝。九州で3週間くらい過ごす旅の最初の寄り道に、港と同じ北九州市にある平尾台を選んだ。すすき野の季節の高原を歩こうって、船の中で2人で決めてたから。
小倉南ICから国道322号を3kmくらい走って、平尾台入口で県道28号へ入った。友達の黄色い車のあとについて、カーブを重ねながら6kmくらい上っていくと、木々の間から白い岩の丘が見えてくる。台地の上に着いて車を停めると、友達は少し離れた区画に黄色い車を停めた。
エンジンを切ると、車の音に隠れてた風の音が聞こえてきた。私はパーカーの袖を手首まで引いて、木の柵の向こうを眺めた。草の斜面に白い岩がぽつぽつ続いてる。船を降りて何時間もたってないのに、もうこんな高原に立ってるのが、自分でもおかしかった。
丸い岩が草から顔を出してる様子は、羊の群れに見えることから羊群原と呼ばれてるそう。遠くから見ると小さくまとまって見えるけど、目を移すたび違う形が見つかる。友達に「こっちは背中みたい」と話しかけて、同じ岩を指さしながら、どっちが頭かで意見が分かれた。
秋の平尾台ではすすき野も楽しめる。駐車場から見える石灰岩の丘をまず味わって、それから草原を歩く時間を取った。フードの端が頬に触れるたび、風向きが変わったのが分かる。車で上ってきた道と、歩いて触れる高原。その両方があるから、ここでの休憩は長くなりそう。
歩いたあとは、平尾台自然観察センターに寄ってみた。1階の展示は「鍾乳洞の世界」「平尾台の歩き方」「平尾台コレクション」「平尾台ネイチャースケープ」の4つに分かれてて、2階では「平尾台四季の詩」や「平尾台の不思議」っていう映像も見られるの。さっき歩いた草原の下に、どんな世界があるのか、少しずつ分かってきた。
平尾台の洞窟からは、ナウマン象やオオツノジカの化石も見つかってるんだって。白い岩と草しか見えなかった丘の地下に、そんな昔の生き物の時間まで眠ってたなんて。大きな象がこの台地を歩いてた姿を想像して、足もとを見下ろしちゃった。センターを出てから丘を見ると、最初に見たときより、岩の一つひとつがずっと気になってくる。
そのあとは、車でソラランド平尾台へ。1100台も停められる大きな駐車場があって、平尾台テラスは、トレーラーハウスを使ったカフェなの。私はオリジナルドリンクのヒラペチーノ、友達はクッキーのアイスサンドを選んだ。冷たい風に当たった頬を手で包みながら、甘いひと口で歩き疲れがほどけていく。お互いのを少しずつ交換して、どっちもおいしいねって笑い合ったよ。
テラスを出るころ、友達が今夜の宿までの道を地図で見せてきた。九州の旅は始まったばかりで、まだ3週間近くある。それぞれの車に戻ってから、羊の背中に見えた岩の写真を友達に送ったら、隣の黄色い車から、頭はこっちでしょ、って返事が来た。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
名物
ヒラペチーノとアイスサンド
ソラランド平尾台の平尾台テラスには、オリジナルドリンクのヒラペチーノとクッキーのアイスサンドがあるよ。私は草原を歩いたあとにヒラペチーノを選んで、友達のアイスサンドと少しずつ交換したの。
見どころ
羊群原の白い岩
草原から石灰岩が顔を出す、平尾台ならではの景色。岩の形を目で追うだけでも、車を降りた時間が楽しくなるよ。
秋の草原と地中の世界
すすき野を歩いたら、自然観察センターで地形の話にも触れてみて。私は洞窟からナウマン象やオオツノジカの化石が見つかってると知って、足元の丘の見え方がすっかり変わっちゃった。
道と散策のデータ
県道28号・平尾台入口から自然観察センター
- アクセス区間の距離
- 6km
- 台地の標高
- 300〜700m(平尾台の台地)
県道のアクセス区間を上って、高原の休憩地点や草原へ。
6kmは平尾台入口から自然観察センターへのアクセス区間。標高300〜700mは北九州市が紹介する台地の範囲で、道路の高低差とは別の数値だよ。私は平尾台入口からカーブを上って、エンジンを切った瞬間、車の音に隠れてた風の音が聞こえてきて、高原に着いたんだって実感したの。
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