大分県・別府市
湯けむり展望台 夜の湯けむりと、ほろ苦いひと口
町の明かりの間から、湯けむりが何本も立ち上ってるの。地獄蒸しプリンを片手に、別府の夜をもう少し眺めていたくなったよ。
冬の夜の物語から、鉄輪の湯けむりと甘いひと休みを楽しんでみて。
冬1月の夜
プリンを急いで食べるつもりだったのに
冬の別府で、夜の湯けむりを見たくて展望台へ来た。車を置いて町のほうへ顔を向けると、家々の明かりの間から湯けむりが何本も上がってたの。温泉の町って聞いてはいたけど、こうして見わたすと、思ってたよりずっと広いね。
眺めているうちに、冷たい空気で肩がきゅっと縮んだ。マフラーに顔を寄せたところで、持ってきた地獄蒸しプリンのことを思い出したの。夜景と一緒に味わいたくて、大事にとっておいたおやつ。まずはひと口、とスプーンを入れた。
口に運んだら、カラメルのほろ苦さに目が丸くなった。甘いプリンだから、すっかり甘さを待ち構えてたの。でもその苦さが好きで、すぐにもうひと口食べたくなった。あわててすくうのをやめて、今の味をゆっくり確かめたよ。
スプーンを持ったまま町を見ていると、湯けむりが形を変えて流れていった。ひとつの湯けむりを目で追っていたはずなのに、いつの間にか隣のほうを見てたの。どこで入れ替わったんだろう。気づいた自分がおかしくて、ちょっと笑っちゃった。
笑ったあとで、またプリンをひと口。カラメルを味わってから景色を見ると、さっきとは違う場所に湯けむりが広がってた。さっと食べて夜景を眺めようと思ってたのに、ひと口ごとに眺める時間が長くなっちゃう。こんな寄り道なら、ゆっくりでいいね。
最後のひと口を食べ終えたときは、もうなくなっちゃった、と容器を見つめた。そのまま帰る気にはなれなくて、もう少しだけ町の明かりを眺めたよ。プリンのほろ苦さと夜の湯けむりが一緒に思い出せる、冬のひと休みになったの。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
地域の名物
地獄蒸しプリン
別府の明礬には、地獄釜で蒸し上げる地獄蒸しプリンがあるよ。ちょっと固めでコクがあって、カラメルはほろ苦いの。ひと口で目が丸くなって、次のひと口はゆっくり味わいたくなった。
見どころ
鉄輪の町から立ち上る湯けむり
鉄輪の湯けむりと鶴見岳、扇山を見わたせる展望台なの。町のあちこちから湯けむりが上がる眺めに、別府に来たんだなって胸が弾んだよ。
灯りと湯けむりを眺める夜
町明かりと、その上を流れていく湯けむり。一緒に眺めてると、明かりは動かないのに景色はずっと変わって見えるの。プリンの手を止めて、つい見入っちゃった。
行き方と道の楽しみ
湯けむり展望台へのドライブ
- JR別府駅から車で
- 約20分
- 展望台の所在地
- 大分県別府市鉄輪東8組(ロイヤルタウン大観山)
車を置いたら、鉄輪の湯けむりと山の眺めへ。私は町明かりを見つけたとたん、プリンのことを忘れて景色に見入っちゃった。
車を置いたら、展望台から鉄輪の町を眺める時間。山と湯けむりを一緒に見わたせるのが、私にはうれしかったよ。
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