福島県 / 浄土平・吾妻小富士
磐梯吾妻スカイライン 浄土平から、秋の火口をのぞく
紅葉の道を走ってきたはずなのに、浄土平で出会ったのは大きな火口。吾妻小富士のふちで風に髪をさらわれながら、思わず声が出た秋の話だよ。
10月上旬、吾妻小富士の火口と、その外に続く秋の山を眺めたよ。
秋10月上旬
火口をのぞいたら、思わず声が出た
磐梯吾妻スカイラインの途中で浄土平に着いて、車を降りた。紅葉を見ながらここまで来たのに、目の前の山肌は思ってた景色とぜんぜん違う。吾妻小富士の火口へ向かう前から、今日は道を走るだけじゃ終われないな、ってうれしくなった。
階段を上って火口のふちへ出ると、すり鉢みたいな底が見えた。えっ、こんなに大きいの、と声が出ちゃったよ。近くの斜面から底のほうまで目で追っても、まだその向こうに反対側の壁が続いてるの。
もう一回見ようと顔を向けたら、風が髪を持ち上げた。片手で髪を押さえて、火口の内側をのぞき込む。さっき驚いて出た声は、もう風に持っていかれたみたいで、今度は黙ったまま眺めてた。
火口の底ばかり見てた目を少し上げると、向こうには一切経山の幅広い山肌。大きな火口と、その奥に続く山が同じ眺めの中にあるのがおもしろい。足元の小石、近くのふち、遠い稜線と順番に見るたび、目の前の広さが分かってきた。
山の外側には秋の草木があって、遠くの浄土平へ視線が戻った。あっちから歩いてきたんだよね、って自分の来た方を見つけると、急にうれしくなっちゃった。道から見上げてた山を、今はここから見下ろしてる。その変わり方が忘れられなかった。
髪を押さえた手を下ろしても、風はまだ元気に吹いてた。歩き始める前に、火口をもう一回だけ見たよ。秋のドライブで持ち帰るのは紅葉の思い出、って決めてたけど、この大きなすり鉢も一緒に連れて帰ることになった。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
旅のお楽しみ
福島の円盤餃子®
福島市のご当地グルメは、餃子をフライパンの形に合わせて丸く並べて焼く「円盤餃子®」。山から町へ戻ったら、あの丸い形も見てみたくなったよ。火口を眺めた日の締めくくりに選びたいな。
立ち寄りたいところ
吾妻小富士のすり鉢状の火口
浄土平の駐車場から階段を上って、火口のふちへ向かえるよ。私はふちから底を見下ろした瞬間に、景色が思ってたよりずっと大きくて言葉を忘れちゃった。
浄土平と一切経山
浄土平は東吾妻山・一切経山・吾妻小富士に囲まれた高山の湿原なの。火口から顔を上げると、向こうの山まで視線が伸びて、歩いてきた道もまた見たくなった。
道とアクセス
磐梯吾妻スカイラインと浄土平
- 道の長さ
- 全長約29km
- 標高
- 浄土平は標高約1,600m
高湯温泉と土湯峠を結ぶ山岳道路で、福島西ICからは29km、約1時間が車で向かう目安だよ。浄土平に着いたら、駐車場から吾妻小富士の階段へ向かって、走ってきた山の景色を今度は自分の足で眺められるの。
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