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PROJECT ZQQ
日本語

北海道・斜里町ウトロ

知床・ウトロの流氷 流氷の向こうに、夕日が沈んでいく

白い息を吐きながら眺める、流氷と夕日。ウトロの海を見渡すプユニ岬展望地で、しばらく帰れなくなった冬の話。

冬は、プユニ岬展望地から流氷の海を眺める楽しみがあるの。夕日まで見ていたくて、私はなかなか目を離せなかった。

流氷の広がる海と夕日を見つめ、紺のダウンコート姿で白い息を吐く主人公

冬2月

見ていたら、言葉がなくなった

顔に当たる空気が冷たくて、マフラーに少しあごをうずめた。目の前の海には、流氷が広がってる。海を見に来たつもりだったのに、普段思い浮かべる水面とはぜんぜん違って、最初は何を言えばいいのか分からなかった。

大きな氷の間に、小さな氷と水面が見える。目で追ってると、どこまで続いてるのかな、って気になってきた。遠くを見るたびに、また氷がある。思ってたよりずっと広くて、口を少し開けたまま、ぼんやり見つめちゃった。

吐いた息が白くなって、すぐに消えた。その息を一瞬だけ見て、また海へ目を戻すと、夕日が少しずつ低くなってる。もうこんな時間なの、って驚いたけど、空が変わっていくのを見てたら、時計よりもそっちが気になった。

寒いはずなのに、帰ろうという気持ちがなかなか出てこない。両手で胸元のマフラーを押さえて、肩を少しすくめたまま、氷の向こうを見ていた。きれい、ってひと言にすると足りない気がして、誰かに話す言葉を考えるのもやめちゃった。

夕日が沈んでいく間、私はずっと黙ってた。ほんとは、こんな景色を見たよ、ってすぐ誰かに知らせたくなるほうなのに。そのときは、話すよりもう少し見ていたかった。白い息が出るたびに、自分がここにいることだけ、はっきり感じた。

日が沈んでから、ようやくひとつ深く息を吐いた。もう見終わったはずなのに、まだ目を離すのが惜しい。帰り際にもう一度だけ海を眺めて、今度こそ歩き出した。あとで誰かに話すなら、きれいだった、より先に、言葉が出なかった、って伝えたいな。

ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。

この場所の画像1枚

  • 北海道・斜里町ウトロ・冬

地域の名物

ウトロの鮭の山漬け

ウトロで昼ごはんを楽しむなら、道の駅うとろ・シリエトクのレストランもいいね。冬には鮭の山漬けのメニューが紹介されてるの。流氷の海を眺める日に、知床の食もゆっくり味わいたいな。

見どころ

流氷の広がるオホーツク海

冬のプユニ岬は、オホーツク海の流氷を眺められるポイント。氷と水面が続く景色を見て、私はしばらく何も言えなくなった。

ウトロ港と海岸線

プユニ岬展望地からは、ウトロ港とオホーツクの海岸線を一望できるの。広い海を眺めてると、目の前の景色からなかなか離れられなかった。

行き方と道の楽しみ

ウトロからプユニ岬展望地へ

道の目印
知床自然センターへ向かう途中
所在地
斜里町遠音別村

ウトロから知床自然センターへ向かう上り坂にある展望地。岬の眺めを目当てに来て、私は流氷の海に見入っちゃった。

行き先は、ウトロから知床自然センターへ向かう途中のプユニ岬展望地。下の地図から位置を見られるよ。私はここで流氷と夕日を眺めて、なかなか帰れなくなった。