和歌山・那智勝浦
那智の滝 塔の向こうの滝に、思わずおじぎをした
青岸渡寺の本堂の後ろから、三重塔と那智の滝を一緒に眺めたの。急いで次へ向かう気持ちが、ここでふっとゆるんだ。
4月下旬の那智山を歩いて、三重塔の向こうへ落ちる滝を眺めたの。木々に囲まれた景色の中で、滝だけがずっと動いてる。私も手を前に重ねて、しばらく立ち止まっちゃった。
春4月下旬
塔の向こうへ、目を上げた
青岸渡寺の本堂の後ろへ回ると、三重塔の向こうに那智の滝が見えた。4月下旬、歩いてきた体には春の空気が気持ちいい。塔を見て、滝を見て、また塔を見る。写真で知ってた景色なのに、私の目はなかなか落ち着かなかった。
滝は、塔よりもずっと奥にあるのね。森の間をまっすぐ落ちる水を見つけたら、胸の中がすっと静かになった。近くのものから遠くのものへ、目でたどるだけなのに、景色の広さが少しずつ分かってくる。ここまで歩いてきてよかったな。
滝が飛瀧神社の御神体だって読んでたから、両手を体の前に重ねて、小さくおじぎをした。顔を上げると、さっきと同じように水が流れてる。ちゃんと見よう、って背筋を伸ばしたのに、そのあと肩の力はふっと抜けた。
きれいな景色を見ると、すぐ写真を撮りたくなる私。でも今は、もうちょっとこのまま見ていたかった。帰ってから写真を見返す自分のために、いま目の前の景色から目を離すのも、なんだか惜しい。撮る前に眺める時間を、今日は長めにとっちゃった。
三重塔の屋根から滝の流れへ、もう一回ゆっくり目を移した。塔はじっと立ってて、滝は流れ続けてる。同じ景色の中にその両方があるのが、見ていて飽きない理由なのかな。走り友達にも見せたいけど、私が黙ってた理由まで伝わるかな。
最後にもう一回滝を見上げてから、重ねてた手をほどいた。さあ戻ろう、って思っても、名残惜しくて顔だけはまだ景色のほう。那智山へ来る前は、滝を見るのが楽しみだった。帰るころには、滝の前で何も急がずにいられた時間まで、大事な思い出になってた。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
名物
勝浦の生まぐろ
勝浦では「一度も冷凍していない」まぐろを、生まぐろって呼ぶの。那智山で滝を眺めたあと、勝浦でごはんを選ぶなら、私はこの土地のまぐろも味わいたい。どこで買えるかな、ってお店を探す時間も、旅の楽しみになるね。
見どころ
落差133mの那智の滝
那智の滝は落差133m、幅13mで、飛瀧神社の御神体なの。遠くから見える流れを目で追ってたら、次の行き先を考えてた気持ちが落ち着いた。大きな滝を見に来たのに、自分の気持ちの変わり方もよく覚えてる。
青岸渡寺から塔と滝を眺める
青岸渡寺の本堂の後ろから、三重塔と那智の滝を一緒に眺められるよ。手前の塔と、ずっと奥の滝。私はその間を何度も目でたどって、同じ場所でも眺め方が変わるのを楽しんじゃった。
道のデータ
青岸渡寺から塔と滝を眺める
- 紀伊勝浦駅からの交通
- バス(31系統)で約30分/那智山バス停から徒歩で約13分
- 歩いて眺める場所
- 青岸渡寺の本堂の後ろ
JRきのくに線「紀伊勝浦駅」からバス(31系統)で約30分、「那智山」バス停から徒歩で約13分。青岸渡寺の本堂の後ろへ回ると、三重塔と那智の滝を一緒に眺められるよ。私は塔の向こうの滝を見つけたら、歩いてきた時間までうれしくなった。
那智の滝前へ向かう
- 紀伊勝浦駅からの交通
- バスで約25分/那智の滝前バス停から徒歩で約1分
- 歩いて眺める場所
- 飛瀧神社・那智の滝側
JR紀伊勝浦駅からバスで約25分、「那智の滝前」バス停から徒歩で約1分。こちらは滝の近くへ向かう道のりだよ。青岸渡寺から遠くの流れを眺めた私は、今度は滝の近くからどんなふうに見えるかも気になっちゃった。
塔と滝を一緒に眺めるなら、下の青岸渡寺の公式情報で、那智山バス停からの道のりを見てみて。滝の近くへ向かう場所は「那智の滝前」。私も次の旅を考えるときは、見たい景色から行き先を選びたい。
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