和歌山県・串本町
潮岬の冬、ポンカンを剥いてから水平線へ タワーの前から本州最南端の芝生を歩く午後
冬の南紀を走るなら、潮岬で車を降りてひと息つきたいな。ポンカンを剥く手元から顔を上げると、白い観光タワーと広い芝生。そこから海へ歩けば、本州の端まで来た実感がじわっと湧いてくるよ。
1月の晴れた午後、タワー前でひと休みしてから望楼の芝へ。冬に出回る串本のポンカンも、旅のおやつに加えたいね。
冬1月の晴れた午後
柑橘の香りを手に残して、芝生の向こうへ
1月の午後、走り友達と潮岬の駐車場に着いた。車を降りてコートを羽織り、串本で買ってきたポンカンを取り出す。赤い車のそばで皮に親指を入れたら、柑橘の香りがふっと広がって、友達もすぐに袋をのぞき込んできた。
ひと房を口に入れると、甘さのあとに軽い酸味が残る。今日はピンクのニットワンピースにクリーム色のコート、タイツとスニーカー。コートの袖を少し引いて、もうひと房を剥く。この小さな休憩が、長く走ってきた午後にちょうどいいね。
手元から顔を上げると、白い円柱のタワーが芝生の向こうに立ってた。横に伸びる低い建物もあって、目の前の広さがいっそう際立つ。まずはあの芝生を歩こうか、と友達に声をかけて、皮を片付けてから海側へ向かった。
望楼の芝は約10万㎡もある広場。昔ここに海軍の物見櫓があったと知ると、望楼という名前にも納得できる。広い芝生を抜けて太平洋を見渡すと、水平線がゆるく弧を描いていた。地図の端に付けた印が、目の前の景色になった感じ。
もうちょっと高いところから見たくて、潮岬観光タワーへ。展望台は海抜100mで、芝生と海をぐるりと見渡せる。さっき立ってた場所も見つけて、友達と指を差し合った。上から見る芝生の広さには、ちょっと笑っちゃうくらい驚いたよ。
車に戻ると、袋にはまだポンカンが残ってた。もう1つは次の休憩にしようかな。帰りは県道41号をたどり、前を向いて運転する。大きな海を見たあとに、あの小さな果実の甘さがまた楽しみになる冬の午後だった。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
旅で味わいたい名物
串本のポンカン
串本町姫の四季彩園で育つポンカンは、冬に直売される柑橘。甘さと酸味を楽しみながら、南紀ドライブの休憩でひと房ずつ味わいたいな。
見どころ
約10万㎡の望楼の芝
本州最南端の潮岬に広がる芝生。海側へ歩いて、ゆるい弧を描く太平洋の水平線を眺めたいな。
海抜100mの展望台
潮岬観光タワーに上がると、芝生と海を360度見渡せるよ。私はさっき歩いた場所を見つけて、芝生の広さにちょっと笑っちゃうくらい驚いたの。
道と歩く場所
県道41号・潮岬西入口から望楼の芝へ
- 入口からの距離
- 約5.5km
- 展望台の海抜
- 100m(潮岬観光タワー展望台)
国道42号の潮岬西入口から県道41号へ。望楼の芝までの案内は車で約8分だよ。
県道41号・潮岬東入口から望楼の芝へ
- 入口からの距離
- 約6.5km
- 展望台の海抜
- 100m(潮岬観光タワー展望台)
潮岬東入口から回る道は、望楼の芝まで車で約10分の案内。旅の前後に合わせて入口を選べるね。
タワーの駐車場を起点に、望楼の芝と海側の眺めを歩いて楽しもう。
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