熊本県・山都町
通潤橋 石のアーチと、間に合わなかった手
大きな石のアーチを見上げたら、今度は放水から目が離せなくなっちゃった。春の通潤橋を、川岸から一緒に眺めてね。
春の物語と、その季節に眺めたい景色を読んでね。
春5月上旬
しぶきが来てから、手を上げちゃった
通潤橋の川岸で見上げたら、石のアーチが思ってたより大きくて、まず足が止まった。石が重なって、真ん中には大きな空間があるの。その向こうにも緑が見えて、橋の下をついのぞき込みたくなった。
今日は放水を見に来た日。橋から水が勢いよく噴き出すと、さっきまで目で追ってた石の形より、水の動きのほうが気になっちゃった。近くの放水とアーチの向こうの放水を見比べて、顔を何度も上げ直した。
川へ落ちる水を見てたら、細かいしぶきが風にのってきた。えっ、こっちまで来るの、って思ったときには、もう頬にひんやり。片手をかざしたけど、ちょっと遅かったみたい。
私、見るために顔を上げて、しぶきが来るとあわてて手を上げてる。その順番が自分でもおかしくて、声を出して笑っちゃった。手は顔の横に残したまま、今度はしぶきも含めて眺めることにした。
笑いながらもう一回アーチを見ると、あの大きな橋が水を送るために造られたことを思い出した。1854年から続く橋に、今日は私がこんなふうに驚いてるの。見に来る前に読んだ歴史が、急に遠い話じゃなくなった。
水の勢いを見届けてから、頬に触れてみた。さっきの冷たさを思い出すと、また少し笑っちゃう。春の通潤橋で覚えてるのは、大きな石のアーチと、きれいに避けたつもりで避けられなかった、あのひとしずくだよ。
ストーリー部分はスポットをイメージしたフィクションです。正確な情報は、公式の観光サイトや情報サイトをご確認ください。
近くのおいしいもの
山都焼きカレー
道の駅 通潤橋のレストランARCHで紹介されてる、四季折々の野菜を使った焼きカレーだよ。私は橋の大きさにびっくりしたあと、野菜の入ったカレーを食べる時間も楽しみにしたくなった。道の駅の場所は山都町城平660なの。
見どころと小さな話
水を送るための石のアーチ
通潤橋は1854年、白糸台地へ水を送るために造られた石造アーチ水路橋なの。川岸から見上げると、石でこんな大きな空間をつくったことに、私はまず驚いちゃった。
2023年に国宝へ
通潤橋は2023年に国宝に指定されたよ。歴史を読んでからあのアーチを見上げると、ただ大きいだけじゃなくて、長く大切にされてきた橋なのが伝わってきた。
アーチと一緒に見る放水
橋から噴き出す水は、アーチの手前と向こうで見え方が違うの。私は水を追うたびに顔を上げ直して、しぶきには少し遅れて手をかざしちゃった。
ドライブの行き先
通潤橋へ
- 距離・目安
- 山都通潤橋ICから車で約5分
- 目的地
- 熊本県上益城郡山都町長原
九州中央自動車道の山都通潤橋ICから向かえるよ。大きなアーチを見上げに行くドライブの目的地にしてみてね。
地図を開いて、次のドライブの行き先にしてみてね。
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